最近多い相談内容（サブリース案件）

「最近多い相談内容（サブリース案件）」

最近、某地方銀行から査定の依頼を受けることが多いのですが、大半が区分マンション所有で、

「住宅ローンを組んだ後、すぐに賃貸に出し、かつ管理会社とサブリース契約を締結している」というお客様です。

共通していえることは、オーバーローンで、売却してもローンの完済ができない、ということです。

家賃で住宅ローンを返済でき、諸々の経費（管理費・固定資産税等）を支払っても手元に十分お金が残ればいいのですが、ほとんどの場合、手元にほとんど残りません。

購入時に、不動産業者の口車に乗せられて、相場よりも高い金額で購入していることが主な理由です。

ＥＸ）将来住宅ローンを完済したら、老後の年金代わりになる。サブリース契約だから賃料が確実に入る・・・など。

このような場合において、売却を成立させるには、

①早い段階で販売活動を開始すること（全額完済条件）

②販売活動実績を作ったうえで、ローンを滞納し、代位弁済されること

③保証会社の了承を得られること

が条件なので、かなりハードルが高いと言えます。しかも、ローンを滞納するわけですから、リスクも高いです。

もし、サブリース契約を違約金を支払ってでも解除し、空になったら全額完済できる金額で売却できるのであれば、それも一つの手かもしれません。

いずれにせよ、手元資金と睨めっこしながら、最も良い方法を選択するしか無さそうです。

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